漁業関係の疑問、質問の回答
疑問:毎日、何時くらいに魚を捕りに行くのでしょうか?
回答:
漁師さんは朝3時から5時頃までに漁に出かけ、午後1時の水揚げに間に合うように帰ってきます。 大型船などで1週間泊まり位で操業する場合には、日中操業場所まで出かけます。帰港するときは夜の内に市場岸壁に着けて翌朝水揚げをします。

疑問:魚は何時くらいに釣れますか?
回答:
釣る魚によっても異なりますが、一般的に日の出・日の入り前後が沢山釣れると言われています。 日中は潮の干満などによって釣れ具合が違うようです。

疑問:
下田であまり釣れない魚は何ですか?
回答:
伊豆は温かいので寒い地方の魚は獲れません。(サケ、マス、ニシン、ホッケなど) 房総半島(千葉〜茨城)を境に、北と南とで魚介類の生息が異なります。(イセエビはここが北限と言われています。)

疑問:
漁法の中で一番大変な漁法は何ですか?
回答:
漁業種類によって漁法が違いますのでどの漁法も大変です。 カジキマグロを獲る突棒漁があります。これは船の先端に立ったまま魚を追いかけます。 沖の漁場は、うねりが高い時など船が見えなくなるので、正に命懸けの漁業です。

疑問:
どの漁法が一番魚を獲れますか?
回答:
魚を多く獲る漁法の中に網を使った巻網・船曳網(トローリング)などあります。しかしこの方法は全ての魚を獲ってしまうので漁場がダメになります。下田では釣り魚法しか行ないません。

疑問:
船で外国まで行って漁をすることもあるのですか?
回答:
下田の漁業船では、外国まで漁にいく船はありません。

疑問:栽培漁業や養殖をやっていますか?
回答:
下田では魚はマダイ・平目の稚魚(5cm位)を放流しています。養殖業は行なっていません。 貝では、アワビを卵から孵化させて育った稚貝(1〜3cm位)を放流しています。栽培漁業に1つです。

疑問:下田の水産業はいつ頃から始まったのですか?
回答:
日本全体の水産業がほぼ同じ頃始まったと思います。但し、地域の道路事情・交通手段などによって異なります。下田のキンメダイが全国に流通し始めたのは昭和50年代初めです。

疑問:加工品にしますか?
回答:
下田で加工されるものに、干物・味噌漬け・練り物などがあります。

疑問:魚が獲れた後どうするんですか?
回答:
漁法に応じて速やかに処理します。一般的には氷を使い冷水容器に入れるか、氷だけで保存します。冷蔵設備がある船は急冷倉庫に入れるなどします。